種なしってどうなの?

こんにちは。慶心堂です。

黄砂や花粉が凄いようですが、春の風物詩?


さて、今日患者さんと、最近の果物事情を話していたのですが、

ブドウ農家の方がおられまして、ここ数年で作付けする品種の大半をシャインマスカットが占めている。というのです。

これはもちろん消費者のニーズにこたえたものだと思います。


皮がうすく丸ごといける、種もなく、小さい子供でも食べやすい!

めちゃくちゃ甘~~~くておいしい!

見た目がきれい!

映える!萌える!(笑)


みたいな理由でしょうか?


品種改良がされ、栽培過程で、農薬や肥料、種をなくす謎多き薬品に漬けられています。

農薬や肥料はほかのどの作物にも大体使用されていることと思いますが、

なんといっても「種なし」というのが一番問題なのではないか?と思う次第です。


昔のブドウは種がありました。果物は種があるのが普通です。


現代栄養学は食物の栄養素というもので効果を計りますが、

栄養学がない時代は別の尺度で計っていました。

漢方薬の効能の原理にもありますが、その食物の形状や採れる時期で味、性質をみて効能を計っています。


分かりやすいのでいえば、貧血を治すのは、レバー(肝臓は血のかたまり)を食べる。

みたいなことです。

それでいくと、種なしという食物を摂るということは、つまり、自分に種がなくなる。ということです。

最近は不妊症の方が多くおれるようですが、

子供が欲しい方は、少なくとも種なしシャインマスカットは避けたほうがよいでしょうね。

種ありの昔ならではのブドウおいしいですよ。

甘いだけじゃない、すっぱみもあって、やさしさの中にも厳しさもある。

みたいな(笑)


































はり・きゅう慶心堂

東洋医学 女性のための治療室

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