おしっこの観察
前回、病を完治させるのに病の症状自体に注視するのでなく、尿や大便、汗(女性は)生理など身体からの排泄物を見てみよう!とお話いたしました。
慢性病などの多くは代謝が異常になっているので、排泄物もどれか正常に働いていないことが多いです。ただ、毎日同じ状態だとそれが普通になってしまい、本当はちょっと異常なことでも気が付いていない方がほとんどです。
では、教科書的にはどのようなおしっこが正常とされているかご紹介いたします。
①尿量は昼間覚醒時に3~5回、夜間睡眠時に0~1回程度
②排尿時の感覚は、スッキリ!と切れがあり、残尿感がない
③性状は淡黄色で透き通り、特異な臭いがないもの
※量や回数は、摂る水分の量や発汗の量で変動するのでそのあたりも考慮すると良いです
※色は通常、濃い黄色は朝一番に出ることが多いです。(身体の不要なものが出ています)これは夜間に腎が尿を作り、肝が排毒作業をするので、肝や腎が正常に働いてくれている証拠です。(日中は薄い黄色で透き通ってるものに戻ります)
ザックリと以上のようになります。
何にでも個人差がありますので、よかったら参考程度にされてみてください。
上記と逸脱して異常がみられる場合、寒証と熱証と分かれますが、熱証は膀胱炎など痛みや赤色など辛い症状となりますので、これは泌尿器科に掛かる方が多いと思いますが、寒証の場合は回数が多かったりの冷えの症状になりますので、日常生活の中で改善されていくことも多いので、次回はその対策を書きたいと思います。(^^♪
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