月経を整える

 女性は7歳で腎気が増し、14歳で任脈が通じ、天癸が至り月経が起こる。と言われます。

 腎気とは子宮がある下腹部全体のこと。任脈は先天の気(生まれ持った気)が胞中(子宮)から上行する気のことで、天癸(自然界の気)をキャッチすることで、月経がくだります。 人の気が外の気と順応するのですね。月経や妊娠・出産は満月や新月と関係を深くするといわれますが、目に見えない「気」のやりとりをしているのは、神秘的なことと思います。人間は自然の一部なんだと感じる機能です。

 初潮から閉経するまで、この流れを凡そ30日に一度繰り返します。

 また、女性は月経を利用して、体内にたまるゴミを出しています。血に老廃物を乗っけている感じです。なので、月経は女性がキレイになれるチャンス!なのですね。


 ただ近頃は様々な月経不良により、血は出ていても老廃物を乗っけていない。。。などの方が多いです。月経を整える為の一歩として、月経時の養生をご紹介します。

 ①身体を冷やさない。

 ②汗をかかない(重労働や激しいスポーツなど)

 ③節度ある寝起き(昼夜逆転はだめ)

 ④飲食不節(苦い・辛いもの禁じる)

 ⑤イライラしない

などです。月経中は衣食住ともに過激にならず、穏やかに過ごすのが良いようですね。



はり・きゅう慶心堂

東洋医学 女性のための治療室

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