食べ合わせ。

食事のバランスを考える時、何を参考にしたら良いか?って難しいですよね。

現代栄養学とか食養とか、薬膳とか。。マクロビオティックとか。。いろいろキーワードがでてきます。

 栄養学は食物の栄養素をとりあげて、例えばカフェインは〇〇に効くとか、イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするとか、鉄分を吸収するにはビタミンCを一緒に摂ると吸収が良いとかです。

 薬膳は中医学の理論に従って食材と薬物を配合し、病気の治療や予防、健康維持に効果をだすものです。

 食養は、食事で養生ってとても幅広いような感じですが、食養という言葉自体は明治時代の軍医である石塚左玄が、風土性と自然食を強調する食物養生を略して「食養」と名付けたそうです。

 食養は理論の根幹に陰陽論を用いていて、左玄さんの食養生は詳しくありませんが(笑)「陰陽」という分類の仕方は分かり易いので私は参考にしています。

 野菜を例にすると、ニンジンの根の方は地中にあり、葉っぱの部分は地上に生えます。根が陽、葉が陰とすると、根の部分をよく食べますが、葉の部分は自家栽培でもしない限り、売ってないですね。そこで葉の代用として地上にある他の野菜、ほうれん草とか組み合わせて食べる。という具合です。

 陰陽の性質がわかれば、逆性のものと組み合わせたら良いということになります。山のものと海のものを合わせたり。とか。沢山あります。

 組み合わせた味のおいしさもありますので、簡単なようで難しいですが、料理がお好きな方はいろいろ試してみると良いかと思います。

 

 




 



はり・きゅう慶心堂

東洋医学 女性のための治療室

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