香り

時に、患者さんから花をいただくことがあります。

それは、たいてい庭先に咲かせておられるものなのですが、

ゴージャスなものから、小花、ハーブまで様々です。

花をいただいて、一番こころがキュンとする瞬間って、やっぱり“香り”なんですよね。


「アロマセラピー」という療術がありますが、それは、

鼻から入った香りは、鼻腔を通りながら粘膜に吸収され、ダイレクトに大脳辺縁系へ届きます。嗅覚は視覚を通さない分感覚的に脳に届くので、そのときの出来事とリンクして記憶されることがある。という性質を利用し、心因的な症状にも効果が期待できるというものです。

 例えばストレスとなっている過去の記憶が反芻される時、問題となるのは記憶に伴う「感情」といいます。この「感情」の部分を、香りを利用して書きかえることで、反芻が起こっても気にならない出来事となる。ようです。


東洋医学的にいうと、「香り」とは拡散してかおるもの。

拡散とは熱の性質です。

なので、香りのある植物は何でも、多かれ少なかれ体内の熱を拡散する働きがあります。

好きな香りを嗅ぐことで、ストレス発散できるのは、そうゆう性質があるからです。


「香り」って奥深い。。。

この世にどれだけの種類の「香り」があるのでしょうか。。。

いざ!というときのため、お気に入りの香りを持ち歩くのもおしゃれですよね。

ちなみに私の好きな香りはお線香です。←花じゃないのかいっっ。笑


はり・きゅう慶心堂

東洋医学 女性のための治療室

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