東洋医学の「肝」
東洋のいう気・血・津液(水分)は、体内を巡って各臓器や組織を栄養したり老廃物を回収したりする単位です。
肝はこの中でも、主に血に関係する働きを担当しています。
そして何より特徴的なのは、「血を全身にスムーズに運ぶ」ことです。
心は血流のポンプのような役割で、原動力となりますが、
心と協力して全身に滞りなく、スムーズに運びます。
よく、血流を良くする!
といいますが、これは肝がメインのお仕事です。
肝・心・脾・肺・腎はそれぞれ
木・火・土・金・水と担当します。
木が元気だと、幹が伸びて、枝が出て、どんどん分岐して、大木となります。
どこか詰まってる…流れが悪い…滞っている…
状態では、大木にはなれないし、栄養も行き届かないので、
身心ともに不調となります。
身体で流れが悪いのは、血流がわるくなる病、いろいろ。
心のお神輿には、神が乗っておられますので、
心(こころ)の流れが悪いのは、鬱病となります。ストレスを抱えたりするのも同様です。
木を身体に置き換えると、
幹は体幹、枝は手足になります。
鬱うつとしてストレスを抱え気味の方は、
手足を動かす、運動。
枝の分岐点である、肩関節や股関節をほぐすマッサージ。
なども効果的です(^^)/
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