五臓と味

前回の続きで。。

七情は怒・喜・思・憂・悲・恐・驚とあり、それぞれを五臓に割り当てると~

 肝ー怒

 心ー喜

 脾ー思

 肺ー憂・悲

 腎ー恐・驚

そして、五臓にはそれそれに臓器の働きを強くする「味」というのがあります。強くするということは、食べすぎると弱くもします。

 肝ー酸で、酢、リンゴ、すもも、レモン、ダイダイなどです。

 心ー苦で、ヨモギ、フキ、ビワ、ぎんなん、ほうれん草、たけのこ、ごぼうなどです。

 脾ー甘で、うどん、ウナギ、まぐろ、なつめ、かぼちゃ、鶏肉、などです。

 肺ー辛で、酒、にら、しょうが、大根、胡椒、紫蘇、ワサビ、にんにくなどです。

 腎ー鹹で、大麦、栗、いわし、サバ、しじみ、わかめ、醤油、昆布、のりなどです。


ここで、このような事をご紹介しますと、では思い悩む傾向の人は脾を強くする為に「甘性」の食材を食べればよいのか!って思ってしまいますが、先にも書きました、食べすぎで弱っているとも考えられるので、一概にはいえません。

どうすればよいか?

五臓は五つ連携して働いていますので、やはりバランスよく食すのが良いと思います。

その割合としては、大抵のご家庭は、作り手の習慣か好きな物をいつも作る。大体同じような物を食している事が多いです。

その傾向を観察し、このバランスを崩すのが良いと思います。

例えば、酸味が多いご家庭では酸味を少なくし、他の味のものを多くする。という工夫です。

今現在、食べているもので今の体調が出来上がっているので、他のものを食べることで体調不良を改善します。

そんな五味の使い方です。

いろいろ食事を工夫してみてくださいね(^^♪










はり・きゅう慶心堂

東洋医学 女性のための治療室

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